皆さまへ

日頃より、大日向小学校の活動を支援、応援いただきありがとうございます。

連日、ニュースなどで報道されているように、佐久穂町、特に学校がある大日向地区は、
台風19号による河川の増水があり、大きな被害が出ています。

幸い、学校内は浸水せず、子どもたちや保護者、教職員にも災害による怪我等の報告はありませんが、
まだ避難所にいるご家族や、友人たちの家に身を寄せている方、電気や水道が復旧せずに
通常通りの生活ではない方もいます。

大日向小学校においては、本日朝に電気は復旧いたしましたが、水道の復旧にはまだ時間がかかるようです。
よって、学校の再開についても本日の段階では明確な日時をお知らせできず、心苦しく思っております。
水道が復旧し安全が確認された後に、一日も早い再開を目ざしております。

また、保護者が中心となってボランティアチームを結成し、大日向地区の国道や県道の土砂の撤去や
浸水した家屋の片付け作業を始めてくださっています。
保護者が運営する自主学童保育「ひなたぼっこ」も、避難所である茂来館で活動を再開し、
子どもたちが元気な姿を見せてくれました。

開校初年度に、地域にとっても100年に一度と言われる大きな災害を経験し、自然の恵みを享受することと
自然の脅威に直面することは、表裏一体のものであることを実感しているところです。
この経験が、子どもたちにとっても、大人にとっても、イエナプランスクールが大切にする本物の学びに
つながってくれるものと信じています。

大変な状況ではありますが、佐久穂町役場をはじめ、関係機関と連携し、
できる限り早く学校生活が再開されるよう、一同全力で準備を進めております。
引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。

大日向小学校
校長　桑原昌之