Chairman’s Message 理事長挨拶

個がかがやく、社会をつくる、学びをつくる。

子ども一人ひとりの
幸せから始まる学校づくり

学校法人茂来学園 理事長 中正 雄一
学校法人茂来学園 理事長中正 雄一

こんにちは。 学校法人茂来学園 理事長の中正です。

私は長年、東京で保育園を運営してきました。そのなかで、幼児期にはいきいきと「その子らしさ」を発揮していた子どもたちが、小学校へ進学した途端、評価や順位にさらされ、少しずつ自信や輝きを失っていく姿を、 何度も目にしてきました。

自由に表現されていた個性や可能性が、画一的な枠組みの中で測られ、比べられていく。
その現実に、私は強い違和感と痛みを覚えていました。

「子どもたちの学校生活は、本当に幸せなのだろうか」
「一人ひとりの育ちのリズムや、その子らしさを大切にできる教育の場はないのだろうか」

この問いを抱え続けるなかで出会ったのがドイツで生まれ、オランダで発展してきたイエナプラン教育でした。100年の歴史をもつこの教育は、「人は一人ひとり価値ある存在であること」「社会は他者と協働しながら豊かになっていくこと」を根幹に据え、学校を“共に生き、共に学ぶ共同体”として捉えています。このコンセプトに深く共感した私は2019年、長野県南佐久郡佐久穂町に日本初のイエナプランスクールとなる大日向小学校を、続いて2022年には大日向中学校を開校しました。現在では小学校・中学校あわせて250名以上の子どもたちが日々のびやかに学び、互いを尊重し合いながら成長する姿があります。

小学校開校から7年目、中学校開校から3年目を迎えた今、私は確かな手ごたえを感じています。日本の教育制度の枠組みの中にあっても、子どもがありのままにその子らしく育っていける学校はつくれる――その可能性が、ここにあると。そして今、私たちは次の一歩として、中学校を中等教育学校へと改編し、小・中・高12年間を貫く、日本初のイエナプラン一貫教育の実現に挑戦しています。

私たちはこの十数年で、コロナ禍、気候変動、急速なAIの進展など、予測不能な社会の只中に生きていることを実感してきました。もはや「正解を早く出す力」や「与えられた問題を解く力」だけでは、未来を切り拓くことはできません。これからの子どもたちの助けとなるのは、自ら問いを立て、他者と対話し、多様な価値観を持つ人同士で協働しながら、答えのない課題に向き合っていく力です。

イエナプラン教育では、「対話・遊び・仕事(学び)・催し」という4つの基本活動を日常のリズムとして大切にし、異年齢の子どもたちが共に学ぶ環境をつくります。年齢や能力で分けるのではなく、違いを前提に関わり合うなかで、自分を知り、他者を尊重し、社会性を育んでいく。そこには、「競争」ではなく「共生」を土台とした学びがあります。

私たちが掲げる建学の精神は、
「誰もが、豊かに、そして幸せに生きることのできる世界をつくる」

子どもたち一人ひとりが自分の人生の主体者として、自ら考え、選び、他者とともに未来の社会をつくっていく。そのための「育ち」と「学び」の場と機会を創り続け、より幸せで持続可能な社会の実現に貢献していくこと。それが私たちの使命です。

これからも、子どもたちの未来に誠実に向き合い続けてまいります。
どうぞ、学校法人茂来学園の歩みにご期待ください。

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